先日、ひと仕事終えた次の日の朝、友人が私の事務所を
訪ねてきた。
古くからの友人で、知り合ってから40年近くなる。
建設会社の専務さんだったが、今は現役を引いて農業に取り組んでいる。
頂きものだと言って取り出したのが「笹巻き」だった。
今頃は、農家でもあまり作らなくなってしまったが、田舎では家々で
特徴のある思い思いの巻き方で作っていた。
各地で見る「笹巻き」も、笹の葉を使って様々な形に巻いている。
田植えの時期と竹の若葉が萌えるころとそして何より、米粉を
用いているのが稲作文化を象徴している。
稲の原産地はもともと熱帯地方であるが、日本では古来より
品種改良が進んで寒いところでも栽培が盛んになった歴史がある。
アジアの稲作地帯では、かならずと言っていいほど米または、
米粉を蒸して植物でくるんだ食べ物がある。
米からできたこれらの物は、総称して「ちまき(粽)」という。
私の行動エリアのフィリピンにも勿論のこと
さまざまな工夫で美味しく作ったものに出会います。
フィリピンの田舎や島で食べた物の写真をいくつか紹介します。
場所柄とでもいうか。やはりバナナの葉を使っているものが多いようです。