中でもこのところ大きく報道されているところにギリシャ、スペインなどの国名が上がっています。
----以下余談と旅の写真----
かつてのスペインの植民地だったフィリッピン。
マゼランが上陸したセブのマクタン島の海岸に立つ、ラプラプ酋長の像。
マクタン島の当時の首長ラプラプは、キリスト教への改宗と服従を要求するマゼランに抵抗し
戦闘の結果、マゼラン軍を打ち破ります。結局、両者ともにこの島で戦死しましたが
現在もラプラプは侵略者に立ち向かった英雄として知られています。
(その後、マゼランの艦隊は史上初の世界一周を達成した)
いずれも中世から続く世界の文化をリードしてきた素晴らしい国家像を持つ国です。
なぜこんなことなったのでしょう。
世界金融危機の前、ギリシャやポルトガルやスペインは
ユーロゾーンの他の国々よりも経済は上昇していました。
6年ほどもまえは、ユーロ高もあって日本の中古トラクターが飛ぶように
売れたました。特にイベリア半島向けのモノは活況を呈してずい分な利益がありました。
そうしているうち世界金融危機がおきてお金がまわらなくなった。
これらの国ではお金をまわすためにコストが必要になってきた。
しかしヨーロッパの国々がそれぞれ独自の通貨をもっていた時にくらべると、
共通の通貨でうごくヨーロッパが世界金融危機から
抜け出る事は容易なことではなかったようです。
それぞれ独自の通貨をもっていた時は為替のコストが大きくかかった。
独自の通貨をもっていた時は、たとえばドイツのマルクの価値がさげることで
ギリシャは為替コストをへらすことができた。
今は、ギリシャはドイツと同じ通貨ユーロをつかっている。
ギリシャのコストがさがる唯一の場合はドイツにインフレがおきて
かつギリシャにデフレがおきる場合だろう。しかしそういうことがおきる可能性は低い。
問題なのはこのデフレなのですね。賃金が下がりモノの価格が下がる。
どの国でもデフレがおきると悲惨なことになる。
経済のスランプがおきて失業者がふえる。まさに我が国も似たようなことです。
収入はへる。国の負債はふえる、個人の負債はふえる、全くの悪循環なんですねえ。
世界同時活況なる妙案でも考えて、世界をリードしてくれる男はいや女でも
いいのですがねえ、救世主はいないものですかね。
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