セブ滞在最初の朝は、マンダウェ市にあるホテル周辺の
街かど散歩と朝のコーヒタイムで過ごしました。
昼過ぎになって、カモテス島からリロアン市の家具製作工場
へ帰ってきた友人のデリフィンさんが、車で早速迎えに来てくれた。
カモテス島へ養豚場の仕事を指導するため、
出かけていたそうです。
カモテス島の養豚場
カモテス島の養豚場は、2年前、6頭ほど飼っていた豚は
いまでは150頭に増やし、本格的な飼育を手がけている。
日本流の養豚技術を取り入れて始めたが、肉質も脂ののりも、
とてもよいと評価され、セブの大きなホテル業者と契約したそうだ。
私が思いつきで薦めた、日本式養豚飼育も軌道に乗りかけた。
デリフィン氏は上機嫌で更なるビジネスの構想を語ってくれた。
そろそろ、昼時になりました。
ランチをということになって。よく行く養魚場のレストランに立ち寄ります。
テラピア養魚場レストラン
リロアン市の海辺に近い、養魚場にあるレストラン。
私のお気に入りの場所で池で養殖しているテラピア
という魚料理がとても美味い。
何度かきたけれど、ドリアンを売っていたのは、
今会が初めてだった。
「フルーツの王様」や「悪魔のフルーツ」などともいわれるドリアン。
たびたび食べる機会はあったがゆっくり味わったことはなかった。
あまり美味いと思って食べた記憶はない。
店先に並べられたドリアン
たまねぎが腐ったような強烈な匂いとねっとりしたバターの
ような食感が思いおこされた。
食べて見ると、案外さらりとした感じであった。
熟し加減でそう感じたのか、人の頭くらいの大きさの中身は
5〜6個の種があり、硬い種を包むように薄黄色の果肉があるやわらかく
甘みがありねっとりとしたクリームチーズのようである。
独特の香りと味わいは好き嫌いの分かれるところだろう。
栄養価は満点です。飲酒と同時には食べない様にした方がよいそうです。
滋養強壮によいことは、広く知られているところです。
効果のほどは、一度試してみると良いでしょう。
そして食事です。この店いちばんのお薦めは、魚はテラビアのから揚げ。
酢をよく利かし、スパイスに玉ねぎやトウガラシ、ニンニクなどを
入れたドレッシングにつけて食べます。
そして、なんといってもシ二ガンスープですねえ。
飲み物はフィリッピンの旅のお食事定番コースに欠かせない
「グリーンマンゴシェーク」。
これぞ、南国の極上、マサラップ(美味しい)ランチです。
少々、飯は固くてどうもという御仁は、スープを飯に掛けて、
湿らせて軟らかくすれば、食べられます。
以上は、わたしのフィリッピンでの定番コース料理です。
魚はラプラプという人もあるが、私は高級魚と言われるラプラプや
海水魚より、安くて美味いテラピアが好きである。
テラピアは淡水魚で水のある池などでよく育つ魚だ。
地方などで大きな池があったら、ほとんどの場合
そこはテラピアの養魚場と思って間違いない。
ルソン島にある火山でカルデラ湖になっているタガイタイのタール湖には
無数の養殖生簀がいかだで浮かんでいる。
この時は、外輪山の麓の浜から撮影した
あの内輪山からの様子が見たくて行ってみた。
あの山の中が火口になっていて、そこもまた
湖になっている。
水がきれいな、ここの養殖テラピアは、湖岸の屋台で取れたてを塩焼きにして食べさせてくれる。 ここで食べたテラピアの塩焼きも美味でありました。これも忘れえぬ、旅の途中の思い出の味となっている。
タール湖のレストラン
テラピアはフナか鯉のような形しているが白身であっさりした味で
泥臭さもなくとても淡水魚と思えない。
塩焼き、から揚げ、ココナツミルク煮などどの食べ方にもよくあって 、
安くて美味しい魚だ。
ランチによし、夕餉の酒の肴によし。
大衆魚テラピアは、フィリッピンを代表する食材だろう。