先日、ひと仕事終えた次の日の朝、友人が私の事務所を
訪ねてきた。
古くからの友人で、知り合ってから40年近くなる。
建設会社の専務さんだったが、今は現役を引いて農業に取り組んでいる。
頂きものだと言って取り出したのが「笹巻き」だった。
今頃は、農家でもあまり作らなくなってしまったが、田舎では家々で
特徴のある思い思いの巻き方で作っていた。
各地で見る「笹巻き」も、笹の葉を使って様々な形に巻いている。
田植えの時期と竹の若葉が萌えるころとそして何より、米粉を
用いているのが稲作文化を象徴している。
稲の原産地はもともと熱帯地方であるが、日本では古来より
品種改良が進んで寒いところでも栽培が盛んになった歴史がある。
アジアの稲作地帯では、かならずと言っていいほど米または、
米粉を蒸して植物でくるんだ食べ物がある。
米からできたこれらの物は、総称して「ちまき(粽)」という。
私の行動エリアのフィリピンにも勿論のこと
さまざまな工夫で美味しく作ったものに出会います。
フィリピンの田舎や島で食べた物の写真をいくつか紹介します。
場所柄とでもいうか。やはりバナナの葉を使っているものが多いようです。
稲作の農の文化に触れるとなんともいえない安らぎを感じるのは、幼いときから農家で育ったからでしょう。フィリッピンの田舎は何処へ行っても自分の少年時代にタイムスリップします。私はこのフィリピンの田舎が、田舎で暮らす人々が大好きなんですよ(笑)。
で性懲りもなく脳梗塞にやられて足を引きずりながらでも、のこのこ出かけたんです。またぞろ少し悪くなってきましたがあきらめません。それでやっと向こうの家具つくりの親方を口説いて中古貿易をやろうとしています。先日2年がかりで教えた農業と中古の農機具を送る作業の第1回目を終えました。それで笹巻きでお祝いをしたと言うわけでした。友人もとても喜んでくれました。何しろ健常者の3分の1も仕事が出来ませんから段取りをつけるのに2ヶ月も要したというわけです。一人でこつこつやるには大変でした。
まあそんなわけでまた少しずつブログのほうもたのしみたいと思っています。キーボドもうまく狙ってたたけないのがちょっと悔しいけど、手が不自由な方が割り箸をくわえてでも立派な
パソコン文章を作っていらっしゃる方もあるんですからねえ。まだまだやります。
これからもよろしくお願いします。 たぬち庵
はやく帰国してお墓参りしましょう。(笑)