原発事故があぶりだした、日本の支配体制の病理

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団塊世代のリタイア日記 HIROSHI FUJISAWA

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2011年04月25日

原発事故があぶりだした、日本の支配体制の病理



日本のような先進経済技術国家が、国民が被災地で寒さに凍え
災害発生から1か月以上が経過した。


今なお困窮している事に対し、奇異の目でみている。
不思議な国と思っている。


タイム表紙.jpg  日本の大手メディアは取り上げない
  相馬市の桜井市長がアメリカの
  「タイム紙」で なぜ

  「世界で最も影響力のある100人」
  に選ばれたのでしょうか。

  その意味するところは何なのか。



 日本の現実と都合の悪い情報は出さない
 政官業マスコミの合同隠匿体制が見てとれる。

日本の現政権は「ユーチューブ」で被災地の窮状を世界に
訴えた勇気ある行動を快く思っていません。

「余計なことをしやがって」くらいにしか思っていないのです。
だから、マスコミは取り上げない。すべてがこの図式で組み立てられる。


福島南相馬市桜井市長.jpg
     動画投稿サイト「ユーチューブ」で
     政府対応を批判する
      福島県南相馬市の桜井勝延市長

           http://www.youtube.com/
       embed/70ZHQ--cK40





100人は、タイムが毎年、政治家や科学者、芸術家、経済人などから
独自に選出する。 桜井市長は、オバマ米大統領ミシェル夫人や、

ミャンマーの民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんらとともに
選ばれた。100人に順位はない。

日本の大手メディアの考えでは、大したニュースではないんです。



FNNネットニュースから引用
================================

アメリカの雑誌「タイム」は21日、毎年恒例の
「世界で最も影響力のある100人」を発表した。

日本からは、東日本大震災後の住民の窮状をインターネットで
訴えた福島・南相馬市の桜井勝延市長ら、被災地の2人が選ばれた。

世界で最も影響力のある100人の2011年版に名を連ねた南相馬市の桜井市長は
3月下旬、生活物資が入りにくい状況などを、動画投稿サイト「YouTube」上で、
英語の字幕つきで訴え、再生回数は、これまでに35万回を超えるなど
、海外でも大きな反響を呼んだ。

桜井市長は3月24日、「物資もなかなか入りづらい状況に置かれている。
政府や東京電力からの情報もかなり不足している状況。

ぜひとも皆さんのご支援をお願いしたいと思います」と訴えていた。
桜井市長について、タイム誌は「日本ほどの能率のよさで知られる国が
最も弱い立場の市民を守れなかったことを多くの人に考えさせた」としている。


=================================


  
原発事故があぶりだしたのは、この国の支配者たちが

原子力発電という事業を通じて、権力による犯罪を繰り返して
きたという事だ。

さらに重要なことは、この権力による犯罪は、
原子力発電事業にとどまらず、国民の生活全般に及んでいます。

この国の政治家、官僚、業界、御用学者や有識者、大手メディアは、
国民のためではなく、自分達のために結託して利権を分かちあって来た。

そしてその背後には、常に日本を占領し続けてきた米国の存在がある。
この事は関係者や、権力の犠牲になってきた者は知っているが、

大多数の善良な国民は気づかないままなのです。

しかし今度の原発事故を通じて国民は気づき始めた。

だからこそこの国の支配者側に立つ者たちは、必至になってその拡がりを
阻止しようとしているのだ。

この国のメディアが急速にジャーナリズム精神を捨て、
いまや完全に権力者達の代弁者のように振舞っている。

彼らが国民を裏切ってきた事が、明るみになることを恐れる
からなのでしょう。かなり追い込まれているように見える。

焦りのほどは、田舎爺でもわかるくらいにドス黒い尻尾を見せる。

権力による犯罪を隠すための、巧妙な情報操作が繰り返され、

権力犯罪を告発する者や、良識者が弾圧、封印され、あるいは買収され、
あるいは抹殺される。

それはあらゆる分野に広く、深く及んでいる。
しかし、今度の原発事故を通じて国民は気づき始めた。


 今度の原発事故でもうひとつわかった事は、この国の原発政策を推進
してきた支配者たちが、原発について何も知らなかったという現実である。

原発事故の関する度重なる記者会見を、思い出せばよ〜く判る。
そこでは何も語られなかった。わからないという言葉が繰り返された。

原発事故の現状について真実が明らかにされないままだった。
メディアに出てくる専門家の多くが、我々が知りたいことは何も言わ
なかった。言えなかった。

それはもちろん情報を隠すという側面もあっただろう。しかし明ら
かに彼らは知らなかった。説明できなかったじゃないか。

それでいて恥ずかしいとも思わず、責任を感じる風でもない。
そこには、この国の支配者たちに共通の姿がある。

権力に守られ、権力に胡坐をかいて怠惰に堕している姿である。
問題なのは、それが許され、そのような者たちがこの国の重要な政策を
決定している。
それが、今の日本の現実の姿です。なんとかしてほしいのです。

国民一人一人が、もうほっとけないと思う気持が必要です。

政治に無関心ではイケません。従順な国民性は世界から称賛されている?。

世界の評価を額面どおり受け取るだけでは、日本は沈没するぜ。



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この記事へのコメント
こちらにいるとわかりますが、東日本は壊滅に近いかもしれません。
保安院も「冷温停止ができなかった場合には、日本は終わり」と発言したみたいですし。
これからは日本人じゃなく倭人として領土にこだわらずに世界で活躍する時代かもしれませんね。
そういう意味でもフィリピンの件、よろしくお願いいたします(笑)。
Posted by 白本朋求 at 2011年04月28日 10:23
はじめまして

原発による住民避難で、
取り残された家畜の餓えの映像には驚愕。

自分達の生活を支えた家畜置いての避難
だったとは!
その後どういう事態になるか想像力も
なかったのですね。

牛4000頭・馬100頭・豚3万頭・鶏63万羽が
この地区には飼育されていた、
ということを県は掴んでおりながら
先ず発表したことは、国に損害賠償、

賠償の「お金」があるから見殺しにしても
いいだったんだ!
避難されてもしかたないですね。

山古志でしたか、
ヘリコプターで運ばれる牛の映像を
重ね合わせ、
家畜への住民の声の強さがあったからこそ、
県をうごかしたのでしょう。
非常事態からこそ、県を国を動かせるのは、
地元の声なのに。
私たちは、抗議のメールを送り続けました。

信用のブランド、
日本の農業生産品を失墜させた責任

たくさんの取り残されているペットたち
救助がやっと始まっていますが、
原発の恐ろしい現実、50年先まで影響が
ある、なのに

沢山の助成金をの原発地区のせいですね
「原発はなくせない」という
地元大半市民の声にも、絶句でした。

ま、ギャーギャー言っているのは
そこらあたりのバカな市民ぐらいにしか
思っていないでしょうが、
弱い1票も集まれば国を変えられる!

脱原発!
子や孫の次代を見据えて!でありたいですね。
Posted by トントン at 2011年04月29日 08:51
白元さん、こんにちは。

長らく待たせて申しわけありません。
私の国内でのフィリピン行きの準備は
すべて整いました。思えば昨年11月からの
ことでしたが、すでに半年近くの
時間が経過してしまいました。

フィリッピンのスタッフも私が
放射線を浴びて重い障害を抱えて気が変わった
のではないかと本気で心配しています。

比ビジネスは私の人生において最後の総仕上げの
仕事ですから、そう簡単なことで引き下がるわけ
には行きません。

資金調達も十分ではないが用意できた段階です。
後はボスが日取りを決定するだけです。

ここにきて水源地取得、販売事業が本格的に
なり、新会社の設立をしています。
白元さんの協力が有れば、同時進行が出来ます。

一昨日、バヌアツ共和国から大農場経営主の方が
見えて、バックホウと大型トラクター2台合計600万円
お買い上げとなり、輸出事業も好調になってきました。

かねてよりの計画を実行するよい機会になりそうです。
この連休中にも白元さんに招集をかけるよう催促しています。

今しばらくの辛抱です。私たち日本のノウハウや技術
を待っていてくれる彼らに伝承し、貧しい生活から
少しでも豊かに暮らせるよう一助となりたいと願っています。

藤澤 博


Posted by たぬち庵 at 2011年04月29日 15:09
トントンさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

長くとても充実したブログ運営と心和む
写真の掲載に感心致しました。
脱原発の考え方にも共感を覚え、とても親しみを感じています。

原発避難地区に取り残されている家畜や家族の一員として
生活を共にしてきたペットたちを思う時、本当に心が痛みます。

有る女性の方は、現地でのペットとして飼われていた動物たちの
救援にあたっている状況をブログに書いておられました。

ご自身の危険をもかえりみない、決死の動物愛護精神に
頭の下がる思いで読みました。動物たちも地球に住まう
仲間です。人間だけに尊厳があって彼らにはないなどと
言うことは断じてありません。

人間の食に供される家畜にも、生きとし生けるものは
みな同じだと思います。

またある方のブログには、牛舎の牛たちが
飢えて横たえ、悲痛な叫び声をあげ、子牛は死んで
横たわっている生生しい映像での記事がありました。

多分、トントンさんならこういう場面を
一部始終凝視できないでしたろう。

悲惨で酷いできごとです。私たちはいや人類は
いかに便利な豊かな暮らしが遠ざかろうとも
核にたよる生活を見直さなければならないと
そう思いましたねえ。

ありがとう、これからもどうぞよろしく。 たぬち庵






 @
Posted by たぬち at 2011年04月29日 16:12
安心しました。
正直言って、いろいろとあって、もう今のところにいるのも限界です。
早く出て、仕事したいと思ってます。
よろしくお願いいたします。

ちなみに「白元」じゃなく「白本」です。(笑)
Posted by 白本朋求 at 2011年04月30日 10:30
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