もうすぐお正月です。種田山頭火の正月に因んだ句を紹介します。
自ら家族団欒のない境遇を選んだ山頭火の気持を、寒空の木の上でカラスが代弁しているような句です。
社会とのかかわりが薄い独りものには、正月ほど孤独になる時はなかったことでしょう。
お正月の からす かあ かあ 山頭火
お正月というのは、山頭火にとって、何とも耐えがたい時だったのでしょう。
人々が幸せな時を過ごすのをみやって、じっと逼塞していなければならなかったんですから。
耐えがたいわびしさの気持が、カラスの 「かあ、 かあ。」にこもっているような気がします。
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