すべって ころんで 山がひっそり 山頭火
こよなく酒を好み、放浪の旅を続けた山頭火が、旅の道中に山の景色に見とれて坂道で転んだ時の句です。
たぶん酒を呑んで、昼寝でもした後で足元もしっかりしていなかったのかも知れません。
彼は日記の中で、語っています。「素材を表現するのは言葉であるが、その言葉を生かすのはリズムである。」
また普通俳句では「句を詠む。」とか「句を作る。」というが彼は「うたふ。」と言っています。
詩的でリズムをもった日本的な詩を「うたひ」、そうして新しい表現の俳句を生み出したのでしょうか。
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