7月下旬ころからお盆をはさんで8月いっぱい、夏の猛暑のなか
で植えつけられたラッキョウは10月に入ると花が咲き出します。
秋の紅葉は赤や黄色で山々を彩りますがラッキョウの花は
緑の苗原を、紫色の絨毯を敷き詰めたように一変させます。
今は少し早いが、この花が満開になる頃はまさに絶景です。
「砂丘のラベンダー」とも言われ、景色を愛でる愛好家の方も多い。
遠くから出かけてきて、海岸通りの松原でお弁当を食べ、
一面に紫色の花の咲いたラッキョウの畑をカメラに収めて、
何やら安堵したように目を細めてお帰りになります。
一昔前、痩せた砂地での農業は、とても過酷な労働を強いられ、
わずかな収穫であったそうです。
地球の砂漠化がいま、問題になっています。世界の乾燥地は陸地の40%を占め、
そこに世界人口の3分の1にあたる20億人が生活しています。
地球温暖化の影響でさらに砂漠化がすすんでいるそうですね。
世界各国の乾燥地での農業技術や生活環境を向上させるための研究を
行っている鳥取大学乾燥地研究センターが、ここ鳥取砂丘のすぐ近くにあります。
施設は無料で一般公 開していていつでも見学できますよ。
鳥取大学の研究施設・アリドドーム
砂漠化と貧困の問題は密接にかかわりあっています。
砂丘ラッキョウの農法は砂漠化する地域に応用できるかもしれませんね。
世界中の貧困の問題が、早くなくなってほしいものです。
本日もお読みくださり、ありがとうございます。
ポチッ!と、応援していただくと元気が出ます。!
↓↓↓
にほんブログ村